好きな演奏スタイル ピアニスト 海外編 


まずはざっと、haru♭が特に尊敬するピアニストをあげる(とりあえず海外の偉人たちから)

だいたいharu♭の目指したいもの、フェイバリトなスタイルが

見えてくるとおもう。当然目指したいスタイルである。

目指すといっても到達不可能ではあるが、理想は高いほうがいい(笑)

※中には、ジャズピアニストというより、ほかの分野の音楽を
  主な活動にしている人もいる


【海外勢】  

バリー ハリス

ソニークラーク

レッド ガーランド

ミシェル ペトロチアーニ

ウイントン ケリー

ハンク ジョーンズ

トミー フラナガン

アル ヘイグ

ハロルド メイバーン
 Jr

ベン フォールズ(BEN FOLDS FIVE)【ギターレスピアノバンド?ジャズ、ではない】

ちなみに、ファンだからといって、必ずしも彼らの演奏の大部分を聴いている

わけだはない。

また、「えっ この人入ってないじゃん!」という人もいるだろうが、

まだまだ聞いたことのないピアニストはたくさんいるので

今後モーラしていきたい。haru♭の好みをみて分かってくださって

「これは聴いてみたまえ!」というものがあれば、ジャズ道諸先輩方ぜひ知らせて

頂きたい。


ちなみに、haru♭はジャズ初心者レベルでメジャーといわれている人はちらりと聞いているとおもう。

でもピンとこない人も多い。人がいいといってとりあえず聞いてみる。

人がいいといった映画を見てみる。決してすべてが「当たり」ではない。当たり前だが。。

女の子が、「絶対可愛いから!」という。これも信用できない(笑)(余談、失礼)


haru♭の好きなピアノというのはもちろん一種類のスタイルではない。

ただ、基本的に、クラシックのにおいのプンプン漂うものは好きではない。

これは好みなのだからしょうがないだろう。なにせ、haru♭は大の音楽好きとかいって

クラシックをまったく聞かないのだから。。

「聞かんもんは聞かんのじゃ!好かんもんは好かんのじゃ、しょうがないやろ!」

などと強気にいうharu♭も、正直、クラシックに関してだけは、もうすこし

見(聞き?)直してもいいのかな、ともおもっている。一応、一通り聞いておくべきなのだろうか?

ただ、やはり、今時点あんまり面白くないのだからしょうがない。

ただ、バッハの作る音楽の独特な調、響きには興味がある。ただ、まだCDを買うほど

にいたってない。

要するに、好きなスタイルのピアニストは、

クラシックっぽい技術を売りにだけしている人ではなく

 

  「ノリ」 「感性」 で弾いている人

  鍵盤に魂を注入している人


  基本的に玉数が少なめの人



だ。

まぁ、これは、もちろん心底好きだし、haru♭はこっち系じゃなきゃ絶対目指せない

という理由もある(笑)なにせ、楽譜が読めない分、いまからあまりにスキルフルな演奏

を目指すのはさすがに難しいので(笑)


えー それでは続いて嫌いなピアニストを・・・(笑)

やめときましょう(笑)またあまりに、てめえのことは棚に置き毒舌をはいてしまうから(笑)

とかいいながら、ひとつふたつ例を出そうか?

外人でいえば ケニードリュー 日本人なら、大○順子 

そんな感じでいえばわかってもらえるかな。好きな人は本当にごめんなさい。

あと、上原ひ○み だったっけ ちがったかな 

みんなとにかく うまい!ただ、うまいだけ・・・・。そんな感じがしてならない。

haru♭は彼ら彼女らの演奏をすべて聴いてないから、たまたまそれがそう感じた

こともありうるだろうが、プロなのだから相当確固たるスタイルがあるはずだろう。

それが時と場合でそれだけかわると思えない。

うまい人、スキルのある人はつい、弾けてしまうがゆえに弾いてしまう。

クラシックファンは、たぶん上にあげたピアニスト haru♭の嫌いなピアニストが

好きだという人は多いのではないか。haru♭の個人的な意見だが、

むしろ、玉数(音数)を増やして、しかも本当に、ノリを保ち、魂をいれこむのって

難しいのではないか?と思う。

はっきりいってケニードリュー とくに近年のものは大嫌いだ。

玉数が多く、ちっとも魂もノリも雰囲気もあったもんではない。

ただ、聞き比べにいいと思うピアニスト それが

ミシェルペトロチアーニ
ではないか!?

ミシェルペトロチアーニの演奏は、ずっと前からしっているわけではなく

実は半年前くらいから聴きだしたとこだ。

結構多くの人がいい っていうのを聴いていたがやっと機会ができて聴いた。

衝撃的だった。。。


haru♭が聴いたのは、ペトロチアーニの親父さんとDUO(二人)の演奏だ

(父 ギター 息子 ピアノ) そのアルバムの一曲目 「SUMMER TIME」

すごい迫力、緊迫感、技術的にはもちろん息子のがすごいが、それにしても

インタープレイも聴き応え抜群。息はしっかりあっている。

はっきりいって音数はかなり多い。なのに、ケニードリューの演奏と違って

すべて聴いてる側に、頭に体に突き刺さるようなシャープさがある。

実は、というかジャズファンは皆知っていることだが、このミシェルペトロチアーニは

生まれつき体に大きなハンディを持って生まれてきた人だ。

病名や詳しいことまでharu♭は知らないが、とにかく背丈は1mくらいだろうか?

手足も普通の人の半分もない。正直、あの腕の長さでピアノが思うように弾けるのかと

心配になってしまうほどである。

haru♭は毒舌で、昔は暴力人間だったが以外にも(?)慈悲深い方だとおもう。

だから、そういうハンディを負いつつ一生懸命な人の姿をみたり聞いたりするだけで

涙が出ることが多い。ただ、音楽のよしあしと同情は関係ない。いくら不自由だからといって

それだけでその人の奏でる音のファンになるはずもない。

 当初、まだペトロチアーニの演奏を聴いてないころ、やけに多くのジャズファン ピアノ弾き

が彼のファンだというのを耳にしたが、最初は正直半信半疑だった。本当にここまでの

ハンディ(よく写真は見た為)でそこまでのピアノを弾くのだろうか?などと思ったりした。

 それはとんでもない誤解だった。

 本当に彼の演奏は、魂が込められている。一音一音にもフレーズにも。

フレーズの引き出しは山のようにあり、音数の多さが気になるどころか、まるで

光ながら降るシャワーのように次々と降りかかる。きらきらと光りながら。。

 僕の大好きな画家で、山下清という人がいる。だれしも知る「裸の大将」だ。

貼り絵 という 独特のパフォーマンスンに惹かれるのではない。

 ものを捉える 光を捉える その 恐ろしいほどに鋭い洞察力に惹かれる。

彼は、知恵遅れであったため変な意味の邪念がない(同情を誘う嘘をついてごはんを

もらうなどの邪念(?)は多々あったらしいが(笑))と思う。

 水を描くのも、街を描くのも、人を描くのも、あまりにフィルターをかけずに描くためか

やたら訴える力がある。

 絵、の話はまた書くとして、とにかくその芸術に尋常でないほど没頭すると、凄まじい

パワーを発揮するものだと思う。ただそれが普通できないのだろう。

 画家はちょっと有名になると女にモテてうつつを抜かし、夜になれば女遊びにあけくれ、

ミュージシャンは下心の塊が多い(笑)(haru♭のことはさておき(笑)ちなみに個人的に、

ジャズプレイヤーほど全般的に女ウケの悪い音楽はない気がする。モテることを目的とするのなら

絶対にロックかポップスをやることをすすめる(笑)ちなみにジャムセッションなど、だいたい

男の割合が85%くらいだ。すくなくともharu♭の行ってきたとこは。やはり、「難しい音楽」

と片付けられてしまうのだろうか・・・・)

歌舞伎役者など、芸の肥やしとか言って女をひっかけまくる。

遊びは絶対必要だとおもうが、歌舞伎役者はもうちょっと女遊びの時間を削って

芸を磨けよ とか思うのはharu♭だけだろうか(笑)?まぁ どっちでもいいが(^^;)

しかし、「芸の肥やし」 なんと正当化するための都合のよい言葉だ!(笑)

まあ「ゲイのオヤジ」より100倍マシだが(笑)

 当然遊びも大事だし、女っ気のまったくない画家も音楽家も「色気」がない というのも

わからんではない。しかし、この、ペトロチアーニや山下清に関しては、

すべての生命エネルギーを、他の人が他のことについやしてしまうエネルギーすべてを

音楽、絵(洞察) に注ぎ込んでいるのではないか?

 ちなみにペトロチアーニの、親父と弾くサマータイムを聴いていると、そのエネルギーを

感じ取るのはもちろん、そこに、ふと見せる哀愁だったり、またもっとおどろくのが

大いに「色気」というか「艶」というか、そういったものも感じ取れる。

 なんか言っていることが矛盾してくるが、これは、ううん、ペトロチアーニは実はモテモテで

女遊びが大好きだったりして(笑)  じゃなくて! 

 やはり、朝起きてから寝るまでピアノの前にすわり、とにかく、あたかも自分との戦いのように

激しい練習の末に生まれてくるものだろう。もちろん、演奏が、ピアノが、好きで好きで

たまらないからこそこの「気」が出てくるのだと思う。

 続いて、それぞれのミュージシャンの、好きな点、特徴、その他に関して

ピックアップした上で書きたいと思う。

 ソニークラークはharu♭の最も好きなピアニストの一人だ。

彼は小柄で寡黙などちらかというとパッとしない黒人だったが、ピアノの前にすわると

まるで人が変わったように輝きだすという。

 彼の代表作で日本でもよく知られるアルバム 「COOL STRUTTIN」 は海外 本場アメリカでは

日本ほどの人気はなかったという。それはソニークラーク自身に関してもそうらしい。

 このソニークラークは、基本的に玉数の少なめのコロコロ系とでもいおうか、haru♭の

嫌いなクラシック系のピアノとは全くかけ離れているのだが、なぜかそれでいて凄く

しなやかなピアノを弾く。なんか、切なさ、というかメロウというか(mellow 実に日本語訳しにくい

単語だが) なぜか日本人のツボをついているような感じがする。

 Cool Struttin’の中の Deep Nightでの彼の切ない系のソロ(テーマも弾く)。

高音が、「ティロン!」と入るとこなんかとても好きだ。

ジャズは大好きだが知識はかなり薄いharu♭はこの曲の作曲者をしらないが

なんていい曲なんだろう・・・・。ジャズスタンダードという曲ではないが実に

ソニークラークのスタイルとぴたっとくる。ちなみに、この時ソニークラーク

は若干26歳というから驚きだ。なんか、ジャズをひたすら半世紀弾き尽くしたプレイヤーが

たどり着いた境地のような演奏スタイルに思えるのだが。。。。(ちなみに他のホーンの連中

もベースもみんな20代だったと思う。!)

あと好きなのは超メジャーだがこれまたharu♭の大好きなトランペッター、リーモーガン

とのCANDYでのソロも大好きだ。

レッドガーランドのCジャム同様、ミミコピをしようとおもっても

一向にうまくいかない。(ちなみにCジャムは途中まではうまくいったがたぶん4分の1くらいで

挫折(++)

なんか、独学だの耳はいいほうだのいうharu♭も所詮ヘボイもんだ(笑)

タスカムのCDGT1を使うと音程を変えずテンポも遅らせることが出来るので、相当根気よく

やれば可能なはずだが、なんかうまくいかなくて嫌になってしまう。ソニークラークなんか

実に簡単そうにコロコロ弾くのだが、本当に改めて奥が深い演奏をしているのだなぁ。

(なんて、自分の力のなさを偉人の偉大さに寄りかからせてしまったりする(笑))

まだまだ思うことをかきたいが、ちょっとこればかり書いてしまうので

じょじょに ということで許していただきたい。